So-net無料ブログ作成
検索選択

お米ランキング(2014年2~3月)

今回は2ヶ月まとめて。

 1位 山形 はえぬき
 2位 新潟 こしいぶき
 3位 熊本 くまさんの力
 4位 秋田 あきたこまち(無洗米)

変わったネーミングに惹かれ、「くまさんの力」を買ってみました。届いたパッケージには「特A受賞」のシールが貼られていました。おいしかったです。




「ウィキッド」(かよ湖の観劇日記)

もう1週間以上前になります。
3/22、劇団四季ミュージカル「ウィキッド~誰も知らない、もう一つのオズの物語~」を観に行きました。
あの有名な「オズの魔法使い」のアナザーストーリーで、主人公は「オズの魔法使い」では悪役で(私は端役だと感じた)悪い魔女・エルファバです。
このミュージカルのフライヤーには「彼女はなぜ『悪い魔女』になったのか?」と記されています。つまり、エルファバが悪い魔女になるまでの経緯をストーリーにしているのです。
「悪になる」。この日本語には、私が思っている以上に、色々な角度からの見方があるのだなと、目から鱗が落ちたように感じ、罪悪感にも似た気持ちにおそわれました。
あまり内容を書いちゃうと・・・・・なので、一緒に行った娘が自身のブログで上手く表現しているので、よかったらこちらでどうぞ。(http://shoko0505.exblog.jp/21614600/
先月は「リトル・マーメイド」を観に行ったけど、正直「ウィキッド」の方がよかったな。(ストーリー的に「リトル・マーメイド」は知っているからかな。)
ストーリーに惹きつけられた!しかも、「オズの魔法使い」とリンクしているので、感情移入がスゴい!
見応えもありました。オススメです。
そうそう、3ヶ月連続で劇団四季ミュージカルを観たので、ニューイヤーキャンペーンの景品をいただきました。1~3月に上演していた8作品のICカードステッカーです。ありがとうございました。

井上昌己 女子会LIVE!(2014.3.16)

3/16、井上昌己プレゼンツ「女子会」に行ってきました。会場は高田馬場音楽室DX。普段マンスリーライブを行なっている素敵なライブハウスです。
私が到着したのは、開場後15分後。すでに20~30人の女性ファンが席についていました。
女子会。その名の通り、今回は女性のみで、いつもだったら9割を占める男性がいない為、なぜか不思議な緊張感が会場を包んでいました。
入口で名前を言うと、私の名前が書かれた封筒を渡され(昌己さんの手書きです)、中にはリーフレットとメッセージカードが入っていました。なんとこちらも直筆で1人1人にメッセージとサイン、そして似顔絵スタンプ付きです。
超感激!なんてご丁寧な・・・ありがとうございます。

時間になり、女子会ライブ スタート。
ギターの江口さんに続き、昌己さん登場。襟つきの白いシャツに、茶色地に白の水玉のネクタイ風、黒のホットパンツ、薄茶色のロングブーツという衣装でした。
なんでも、「最初はお茶会のつもりだったけど、人数もそれなりにいるのでライブも!」との心遣いにより、歌とQ&Aコーナーを交互にする構成にしてくれたようです。

 M1 恋が素敵な理由

 Q:お料理は得意ですが、パン作りやお菓子作りは?
 A:甘いものは好きじゃないので、お菓子作りはしない。
   パンも炭水化物なのであまり食べない。
   回転寿司に行くと、一緒に行った人にシャリを半分あげる。
   江口さん「福島で一緒にラーメンを食べた時、ラーメンを食べたいとか言いながら、スープを飲みたいだけで麺は3本くらいしか食べてなかった。その分、他の人が大盛に。」

 M2 抱きたい
 M3 あの場所へ

 Q:30才代から40才代になるにあたっての変化は?
 A:汗をよくかく。先月のマンスリーライブも汗だくだった。きっと体温調節。でも、乾燥肌で腕とかかぶれた。

 Q:男女間の友情は成立すると思う?
 A:思う。好きだという気持ちを秘めていれば。

 M4 世界にひとつだけの涙
 M5 えにし~春夏秋冬

 Q:結婚について
 A:若い頃から結婚願望がない。多分結婚はしない。1番大切なものは夢だった音楽なので・・・。
  あと氏名変更とか手続きも面倒そう。・・・・・事実婚ならあるかも?????出産もない。

 Q:歌手になって1番よかったこと・辛かったこと
 A:1番のよかったことは、この先に訪れるといいな。
  辛かったこと。音楽性の直接的批判。ポリープの頃。鼻呼吸が出来なくて、歌い方が分からなくなった。歌手生命に不安を感じた。

 M6 彼女が泣いた夜
 M7 夕立 (途中、江口さんのギターの弦が切れるというハプニングがありました。)

 Q:若さを保つ秘訣・美容法・衣装の選び方
 A:寝ている時もメイクをあまり落とさない。たまに消毒用エタノールを使う部分もある。すっぴんの時はマスク装着。でも、まゆ毛は掻く。元々、薄いので。高校生の頃、親に「なに眉毛抜いてるの?」と言われたが、別に抜いていなかった。
  化粧品はドゥ・ラメール(フランス)を使っているが、安いものも色々使っている。
  美容の器械も買っちゃうけど3日坊主。
  衣装は太って見えないもの。困った時には、白シャツ。髪は上げた方が顔の皮膚も上がるので。

 M8 魚座たちの渚
 M9 終わりの予感

 Q:女性ファンってどんな存在?
 A:1言で言うと「愛おしい存在」。私の歌を好きだと言ってくれるのは、感性が近かったり、共感もしてくれたり・・・嬉しい。
  江口さん「井上昌己はもっともっと同性の支持を得てもいい歌手だ。」

 M10 WISH
 M11 向日葵

  MC 今後の予定。5月発売予定のCDには、デビュー前弾き語り音源を収録予定。など。

 M12 私はワ・タ・シ!

最後にみんなで記念撮影をして、最後はお見送りの握手会までしていただきました。(写真は昌己さんのブログでhttp://shokoland.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-b994.html

あらためて記すと、12曲も歌ってくれたんですね。とても居心地のよい空間で、トークも楽しく、笑いあり、涙ありの充実した2時間半でした。
当初、1時間半の予定でしたが、昌己さんや事務局代表・会場関係者の皆さまのおかげで、時間を延長して楽しませていただきました。楽しい時間は本当に過ぎていくのが速いです。
かけがえのない素敵な瞬間を・・・本当に心からありがとうございました。
 

 

公募ガイド2014年4月号

なんとなく書きたい気分が近付いてきたので買ってみました。公募ガイド4月号。何ヶ月ぶりだろう。
いつもは買う前に「小説の虎の穴」の入選者欄を確認してから買うのですが、今日は普段行かない書店でどこに置いてあるか分からなかったので、「ありますか?」と聞いてしまった手前、買わないのも・・・と思い、中を見ずに即買いしました。
家に帰り、まず開くページは・・・「小説の虎の穴」。
佳作に「いとうりん」の文字。ひらがななので、すぐに見付かります。
やはり、さすがりんさん、さすが!ブログで作品を読ませてもらおう!
ところで、他には誰かいないかなぁ~。
と、
う、迂闊にも見落としていました!
【最優秀賞】海野久実
慌てて視線を右ページへ。見開き2ページが海野さんの色で染められていました。
ちなみに、今回のテーマは「変わった小説」。なるほど。
海野さんのブログで作品を読む度に、「なんて多くの視点や感性を持ち合わせているのだろう」といつも感心させられていた私には、「当然」と思いつつもちょっと嬉しい結果でした。
作品も読ませてもらいました。
冒頭から海野ワールド(私はそう呼んでいる)独特の世界に引き込まれ、不思議な読者感覚に陥るのですが、きちんとした戦略(ルール)の元で展開していくので、変な意味での違和感はなく、ただ読み慣れない文章スタイルでの展開が不思議さを増殖させているという感じでしょうか。
一般的に物語を書く際に、一人称か神目線かを決めて書くのですが、この作品は一人称・神目線の他にナレーター的二人称も使われ、ナレーターが徐々に感情的になり、ラストの盛り上がりへと導いている点が、とてもよかったと思います。
海野ワールド、プロです。
ぜひ皆さんにも読んでもらいたいのですが、買わないと読めないのが残念ですね。
遅れましたが、海野さん、おめでとうございます。


公募ガイド 2014年 04月号 [雑誌]

公募ガイド 2014年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 公募ガイド社
  • 発売日: 2014/03/08
  • メディア: 雑誌


りんさんの作品は、こちらでどうぞ!
http://seisaku.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/25-7f3a.html
普段のりんさんの作品の中では変わった書き方だと思います。読後感の良さは、りんさんの持ち味ですね。
また、本誌選評では触れていませんでしたが、私は色の美しさを感じました。文章(文字)は基本的に2色の世界ですが、この作品は2色を読みながら「カラフル」を感じることが出来ます。文字なのに「カラー」が見えるという意味では、変わった小説ですね。恋愛ものなだけに「カラー」が見えるのは、とてもいいです。ストーリー自体も胸キュンで「涙腺 要注意!」です。
タイトル。「卒業・うそ・それから」ですが、「卒業・うそ・それから(color)」と私が選者さんにアピールしたい作品です。
りんさん、おめでとうございます。

[3/17 0:55 なぜかコメントが出来なくなってしまったので、以下、海野さんへのコメント返しです。]
海野さん、改めて「おめでとうございます。」
以前から海野さんの作品を通して、新たな視点や考え方の存在に出会うことが出来、なんて多角的な感性を持っているのだろうと、本当に感心していました。
これからも「変わった」?というか、驚くような作品を期待しています。
「虎の穴」も最優秀賞者を集めてのパーティとかしてくれるといいのにね。なんて、思います。そうすれば、私の書く意欲も少しは出そうなので・・・。

ショートストーリー「3月の虫くん」

「あ~、よく寝たぁ。」
虫くんはお布団をいきおいよく蹴りあげましたが、あまりの寒さにまたお布団を引き寄せ、頭からかぶりました。そして、そっと手を伸ばし枕元のカレンダーを確認しました。
3月6日。
今日は、間違いなく3月6日です。
「どうしてこんなに寒いんだろう?!」
虫くんは思わず、カレンダーを何日間か戻そうとしました。カレンダーを戻せば、もう少し眠っていられて、もう少し眠っていれば、暖かくなると思ったからです。でも、カレンダーは5日・4日・3日の文字が見えるものの、前には戻りません。それに、カレンダーをいじくったことが暦の神様に見付かると大目玉です。虫くんは寒いけどがんばってお布団から出て来ました。
ふと、さっき触っていたカレンダーを思い出しました。
「3月3日に「ひなまつり」って書いてあったけど、なんだろう?」
虫くんは、ひなまつりを知りません。もちろんお雛様を見たこともありません。なぜなら3月3日はぐっすり眠っているからです。
虫くんはマーチくんに聞いてみることにしました。マーチくんはほんの少しだけ虫くんの先輩です。
「マーチくん、ひなまつりって知ってる?」
「うん、女の子の節句だよ。お雛様も見たことあるよ。とても綺麗だよ。でも、気付くとみんなすぐに仕舞っちゃうんだ。」
「ぼく見たことがないんだ。見てみたいなぁ。」
「う~ん、どこかまだ飾ってある場所ってないかな。あ、そうだ!danさんの家に行ってごらん。たしか旧暦だからまだ飾ってあると思うよ。素敵な木目込み人形。」(http://dan416.blog.so-net.ne.jp/2014-03-01
「ありがとう。行ってみるよ。ところで、どうしてこんなに寒いの?」
「さあ?よく分からないけど2月は雪っていうヤツがたくさんやって来たらしいよ。」
「2月?雪?」
「ああ、ボクよりもフェブラリーの方が詳しいから、友達のリンさんを紹介するよ。」(http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/2014-02-07
虫くんは、初めてみる前月の世界に飛び込んでいきました。
雪のことはよく分からないけど、「オリンピック」や「バレンタインのチョコ」という言葉にとても興味を惹かれました。春先生にその事を言うと、3月も同じように「パラリンピック」や「ホワイトデーのキャンディー」があると教えてくれました。
虫くんは、行事も楽しいけれど、知らない世界の物語を読んで想像するのも楽しいなとdanさんとリンさんに会って思いました。そして、学校に行ったら、文章を書くお勉強をしたいなと思いました。
虫くんは、4月から虫(ちゅう)学校まりん組(http://marinegumi.exblog.jp/)に行く予定で、そこでサイトー先生(http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/)に物語の書き方を教えてもらいたいなと思いました。ほかにも、経済のお勉強(http://rashi.cocolog-nifty.com/novel/)や法律のお勉強(http://hiratobin2.blog.fc2.com/)もしたいなと思いました。
「でもでも、雪ってなんだろう?」
4月のことを考えると夢や希望でいっぱいだった掌に白く冷たいものがひとひら降りてきました。それは虫くんの掌で消えてなくなり、またひとひら。またひとひら。気付くと無数の白い花弁が虫くんを包んでいました。
「雪だよ。」
暦の神様が言いました。
「うわ~、これが雪なんだね。きれい。・・・でも、寒いよ。」
「ごめん、ごめん。3月なのに間違えて雪を降らせてしまった。」
「寒くって、死んじゃうよ。」
「わかった。今年は特別にまだ布団にもぐってていいとしよう。時期が来たら起こしてあげよう。君の友達のりこさん(http://harumatiriko.blog.so-net.ne.jp/)も春を待っているはずだから。」
虫くんは急いでお布団にもぐりました。でも眠ってはいません。春からの夢に向かって色々と考えながら、モゾモゾと準備をしているのです。
3月6日は啓蟄です。

============================
今年は異常気象なのでしょうか「観測史上初」という言葉をよく聞きます。
3/7、横浜でも雪が降りました。しかも一時的ですが、結構吹雪いてもいました。虫たちもビックリでしょうね。

文中でブログ仲間の皆さまのリンクを貼ってしまいました。
事前報告なくすみません。。。どうぞよろしくお願いします。



井上昌己フリーライブ(2014.3.1 海老名)

3/1、海老名ビナウォークに井上昌己さんのフリーライブを観に行ってきました。
14時からと16時からの2ステージ。天気が心配でしたが、14時頃は雨も降らず、が、寒い寒い、前日比マイナス10度くらいの寒さの中でのステージ。16時頃は小雨・霧雨まではいかない微雨(そんな言葉ないでしょ)の中でのステージでした。
一般的にフリーライブというと、リリースのタイミングで物販目的のカラオケライブが多いと思うのですが、井上昌己さんの場合のフリーライブは、タイミングはさておき、ほとんどが生バンドでのフリーライブなのです。
当然この日も生バンド。しかも、ギター・ベース・ピアノ・ドラム・コーラスという贅沢すぎる編成でした。
では、セットリスト(井上昌己さん応援ブログを参考にさせてもらいました。)
 1部 M1 恋はLiberty
    M2 Birth21世紀
    M3 MY EMOTION
M4 悪いひと-もうひとつのBitter-
    M5 メリー・ローランの島
    M6 恋が素敵な理由

 2部 M1 恋はずっと愛をもっと
    M2 名もなき場所
    M3 アナザー・フェイス
    M4 遠く離れていたって
    M5 忘れてあげない-next-
EN 恋はLiberty

1部2部ともにかぶる曲がなく、それぞれM2~M4は3曲続きで有料ライブさながらでした。ファンの方ならご存知でしょうが、ギターの見せ場も寒空の下惜しげなく披露していました。正直、音質にあまり興味のない私でも「スゴい!」と思ってしまいました。
1部のM3・M4をフリーライブで聴けるとは・・・超テンション上がります。そして、デビュー曲の「メリー・ローランの島」まで。超感動しました。
2部では、手を振ると、何度も手を振って応えてくれて・・・とても楽しく幸せなひとときでした。
本当に行ってよかった!元気とパワーをもらいました。どうもありがとうございます!

===========================
数日前、職場の上司に相談し、今月末から週5日の仕事を週4日に変えることにしました。
こども会などの役員行事もほぼ終わりに近づき、気持ち的にホッとした気がして、久しぶりに公募ガイドに応募する用の小説(3枚)を書いています。
昌己さんの生歌も聴けて、だんだん「本来」が近付いてきているように感じる今日この頃です。
素敵な春がやってくるような気がします。(これに恋愛のスパイスがプラスされれば最高なのですが・・・笑。)

北條民雄「いのちの初夜」

中江有里さんおすすめの御本 北條民雄「いのちの初夜」を読んでいます。「おすすめ」という表現は適切ではないかも知れません。中江さんが自身の大学卒論のテーマに選んだ作品が 北條民雄「いのちの初夜」 で、以前、サイン会でお会いした時に「ぜひ読んでみて!」と勧めてもらったので、読んでいます。

北條民雄。
文学大好きな人は別として、知らない人も多いのではないでしょうか?
私もその1人です。一応、大学では日本文学科に在籍し(卒論は漢文でしたが)、近代文学研究会なるものにも所属していたのですが、「北條民雄」には触れませんでした。近代文学をゼミで選んだ近しい友達たちからも「北條民雄」という言葉を聞いた記憶がないのです。
北條民雄「いのちの初夜」。
今、手元にある角川文庫から発売された文庫本には、表題作を含む短編8編とあとがき・年譜などが収められています。
私は本を読む際に、まず、あとがき・年譜などから読み始めます。
すると、「北條民雄」があまり広くは知られていない理由の一片が見受けられるような気がしました。
それは、彼が若くして亡くなったこと。享年24歳でした。彼の執筆活動期間が短かったこと。そして、癩病(ハンセン病)だったこと。
癩病をきっかけに「いのちの初夜」をはじめ本格的に執筆に勤しんだのも事実でしょうが、また癩病をきっかけに19歳でした結婚も破婚となり、身内に癩病がいるということを隠す為に、家族との縁も断ったようなのです。つまり、彼の作品の所在の有無も関係してくるのではないかと思うのです。
幸いにも、川端康成氏に見出されたことで「文学界」などに発表する機会も得られましたが、仮に、川端氏との交友がなかったら、おそらく「いのちの初夜」も北條民雄も、歴史的に存在しなかった、という扱いにさえされ兼ねなかったのでは、と思ったりします。

「いのちの初夜」。
これは、北條自身が東村山にある癩療養所全生病院に入所する(した)その日一日の出来事と心情をメインに書いた私小説です。
癩という不治の病の宣告を受け、それでも生きるために病院に入院しようと病院に向かう尾田。病院に行っても生き続けることは出来ない、と分かっている。だったら死んでしまった方がいいのではないか。駅から病院までの道のりで何度も何度も「死のう」「生きよう」「死のう」「死にきれない」「死にたくないのだろうか」「でも生きたいわけでもない」「やっぱり死のう」「今、死んだほうがいいのか?」「今が死に時か?」「今でなくてもいいかも知れない」などと太陽や木を見るたびに自問自答し、途中で首つり自殺も試みるのですが、結局「死」を選びきれないまま病院へと到着するのです。
病院へ着いても希望があるわけでもない。今まで、一般の世界で癩者として気持ち的に底辺に存在していたまだ症状の軽い尾田は、病院内では、その症状に関係なく癩患者として扱われます。つまり、今までは底辺でも「人間」だった者が、いつしか「人間」でなく「生ある物」としての扱いに変わってしまうのです。
重病室には、膿などの悪臭の中、鼻がつぶれたり、口が曲がったり、包帯をぐるぐるに巻かれた人たちが横たわっていて、その光景を思い出すと「いつか自分もあんなふうに・・・」と恐怖と不安に駆られ、また自殺をしようと夜の森に出掛けます。
死ぬために来たはずなのに、やはり「死」と「生」に迷い、・・・・・首つりの紐に首をかけた瞬間に下駄が自分の意図とはなしに転び、首がしまった瞬間、足元に下駄を探してしまい、ついには死にきれないのです。と言っても、あんな化物屋敷のような病院にはもどりたくない。その時、佐柄木に声を掛けられます。佐柄木は入院して5年になる患者で、他の患者の面倒をよく看ている当直です。
佐柄木とのやりとりの中で、尾田が「死ねないこと」への屈服をしていく心の変化が、最大の読み場でしょうか?
重病人を前に「不思議ですよね」という佐柄木。こんなに重病でも、生きている。死ねない、という現実。
自殺に失敗した尾田の、「うまく死ねる」と安心した心とその時心臓がどきどきするという矛盾。
また、佐柄木は「意志の大いさは絶望の大いさに正比する。意志のないものに絶望などあろうはずがない」と言い、「生きられます。生きる道はあります。人生にはきっと抜け道がある」と尾田に自身が癩病であることを謙虚に受け留めることを提案するのです。
きっと尾田は、頭では理解できても身体が拒否反応をするでしょうし、すぐには受け入れることも難しいでしょう。
「苦悩、それは死ぬまでつきまとって来るでしょう。でも誰かが言ったではありませんか、苦しむためには才能が要るって。苦しみ得ないものもあるのです」

尾田は「やはりいきてみることだ」と強く思い、北條は、入院中の約3年間、院内機関雑誌「山桜」出版部で働きながら、癩病にまつわる短編を「山桜」に次々と発表しました。
人間からその外観が消え、内部に残ったもの「いのち」。まさに「人間」が「いのち」に戻る、その第一夜を切り取った作品だと思います。
私からも一度は読んでもらいたい作品としてお勧めします。
ただ、もう絶版なのでしょうか?中古品しか扱っていないのは、とても残念です。

いのちの初夜 (角川文庫)

いのちの初夜 (角川文庫)

  • 作者: 北条 民雄
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1955/09
  • メディア: 文庫



「リトル・マーメイド」(かよ湖の観劇日記)

2月1日、劇団四季ミュージカル「リトル・マーメイド」を観に行ってきました。
ディズニーとのコラボのこの公演、公演前からの話題作でテレビでも多々取り上げていたと記憶しています。チケットを取ったのも7月頃、もう半年も前です。
さすがに観客は超満員。グッズ売り場も人・人・人でした。
ストーリーは、ディズニー版「リトル・マーメイド」は知らないのですが、アンデルセンの「人魚姫」をベースに・・・でも、ラストは違いました。
舞台は当然、海の中。一般的なお芝居でしたら、地上のものが多いので、無意識に重力とは感じない重力で舞台上の床で演じることでしょう。しかし、海の中という設定。床の奥行を利用するだけでなく、高さも利用した全空間でのお芝居でした。ただ吊られているだけではなく、ちゃんと違和感なく泳いでいるように見える演技は圧巻です。また、装置も仕掛けも一切見えないので、ストーリーへの没頭もできました。1日たった今、あらためて演者さんも裏方さんも大変な作品だなぁ、と感慨深く思います。立っているシーンでも海の中では、ユラユラとずっとワカメみたいに動いているのですから。
大きなストーリーの中に笑いの要素も充分に組み込まれていて、とても楽しい作品でした。(私が観た四季作品の中では、1番笑ったと思います。)
そして、今回もカーテンコールが何度も何度も、楽しかったです。ありがとうございました。

家に帰ってきてから、PCのメールを開いてみました。
すると、劇団四季から「観劇ありがとうございました!」メールが届いていました。こういうサービスって嬉しいですね。また行きたくもなるし、今日のミュージカルを再度振り返る思い出にもなります。
そういえば、先月「ライオン・キング」を観に行った後にも、動物一同からメールが届いていました。来月は「ウィキッド」を観に行って来ます。

お米ランキング(2014年1月)

年末の事です。
日々の慌ただしさの中、気付いたら「うわぁ~、お米がない!」
買いに行くのも面倒だし、とりあえずこのまま年を越そうか?と思っていたら、なんと便利な時代でしょう。今はアマゾンで日本全国のお米を買えるんですね。
普段は仕事上、お客様のキャンセル品を安く買わせてもらっているのですが、もちろんそれだけでは足りないので・・・。
2014年は「全国のお米を色々食べてみよう!」キャンペーンを個人的に実施することにしました。(基本は「あきたこまち」ベースの私です。)
一体自分はどのお米が好きなのだろう???

2014年1月のランキング
 1位 山形 はえぬき
 2位 秋田 あきたこまち
 3位 高知 なつひかり   でした。

あくまで私の主観のみです。
お米で日本全国を旅行気分!いいですね。

絵本:「特別長期販売企画」のご案内

最近、私の絵本「ボクの惑星日記」の話は、とんとしていませんが、・・・・・
1週間程前、文芸社から「特別長期販売企画」のご案内というものが届きました。
そうそう、「ボクの惑星日記」、今年の6月15日で契約期間が満了となるのです。簡単にいうと、書店やアマゾン楽天などでの販売が終わってしまう。ということです。
そこで、出版元・文芸社からの提案というわけです。
1.紀伊國屋書店および文教堂書店における3年間常備配本
2.電子書籍化(kindle koboでの配信・販売) 印税支払い有り
3.2018年2月末までの契約期間延長
条件的には嬉しいのですが、もちろんお金も掛かります。配本する店舗数によって、Aタイプ(10店舗×3年=30店舗)28万円、Bタイプ(15店舗×3年=45店舗)33万円と2タイプあるようです。
この値段が高いのか安いのかは、著者それぞれの判断ですが、私は契約期間の延長はしないつもりなので、「ボクの惑星日記」は6月15日で絶版ということになると思います。
ご購入いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお早めにお願いします。
ちなみに、現在の在庫数は約301冊とのことです。1000冊作ったので500冊くらいはお買い上げいただいたことになるのでしょうか?
お買い上げいただいた皆さま、ありがとうございます。



ボクの惑星日記

ボクの惑星日記

  • 作者: 文:ささき かよ湖 絵:田中 伸介
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2011/06/01
  • メディア: 単行本



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。